不動産登記費用とは、不動産の所有権や権利関係を法的に記録・証明するために必要な費用のことです。基本的には司法書士が行います。具体的には、不動産の所有権移転登記や、住宅ローン利用時の抵当権の設定など、さまざまな登記手続きを行う際に発生する費用を指します。
この費用は、主に以下の要素で構成されています。
1. 登録免許税
- 不動産登記において最も大きな費用です。土地の登録免許税は物件の評価格(市町村が算定する不動産価格)に税額をかけて算出します。そのため、駅距離の近い土地や広い土地は高めになります。新築の建物は、構造(木造か軽量鉄骨造、鉄骨造など)と建物面積によって変動します。
2. 司法書士の報酬
- 登記手続きは専門的な知識を要するため、司法書士に依頼することが一般的です。司法書士の報酬は、依頼内容や地域によって異なりますが、一般的に数万円から十数万円程度かかります。
3. 登記に必要な書類の取得費用
- 不動産登記を行うために必要な書類(登記事項証明書、印鑑証明書など)を取得するための費用が発生することがあります。
4. 郵送費用や交通費
- 登記申請書類を提出する際や、関係機関に書類を取りに行く際の郵送費用や交通費もかかることがあります。
見積り金額は、1)登録免許税又は印紙税等 と 2)司法書士の報酬 を合算した金額になります。
- 新築物件の場合は、売主指定の司法書士になる場合がほとんどのため、物件によって費用は変わりますが、不動産会社によって変わる事はありません。